モバイルオーダーペイ（MOP）とは？わかりやすく解説

こんにちは、みるまの（@_mirumano_）です。
文系出身者がIT人材になるための知識を紹介しています。


皆さんはモバイルオーダーペイ（MOP）という言葉をご存知でしょうか？
最近日本でも導入され始めた、サービスなのですが、
今後確実に普及するであろう、飲食業界のサービスです。


IoT化や5Gの普及もそうですが、
世界共通認識として、デジタル化が普及し、
普及しきった後には、様々なサービスの構造が変わることが予測されています。


モバイルオーダーペイもその構造変化の一つです。
わかりやすく解説していきたいと思います。

モバイルオーダーペイ（MOP）とは？

モバイルオーダーペイとは正式には（Mobile Order and Pay）の略で、
事前にオンラインで注文と支払いを行い、
レジでは並ばず商品を受け取ることができるサービスです。


日本では、まだピンとこないサービスかもしれませんが、
アメリカのスターバックス、中国のLucking coffeeでは2015年以降から、
導入されているサービスです。

モバイルオーダーペイの代表Lucking Coffee

Lucking Coffeeは中国のコーヒーショップなのですが、
注文と決済サービスの形態をモバイルオーダーペイだけにしており、
急成長中の企業になります。


Lucking Coffeeは基本的には、カフェ形態ではなく、
商品の受け取りの場所として店舗を構えているだけのため、
日本人がイメージするコーヒーショップとは異なる部分があります。


しかし、その分顧客の回転率や店舗の賃料などにメリットを出すことができ、
今では、スターバックスを脅かすとまで言われているコーヒショップです。

日本のモバイルオーダーペイ事情は？

アメリカや中国のモバイルオーダーペイが
約5年前から導入されていたのに対して、
日本に導入され始めたのは、19年代に入ってからです。


そして圧倒的に普及率が高まったのがコロナウイルスが広まった20年であり、
感染拡大への対策として、
人との接触を最大限に避けることができるサービスのため、注目されています。

日本のモバイルオーダーペイの代表はスターバックス

代表的なのはスターバックスであり、
スターバックス独自のアプリである、
「Starbucks Rewards」を利用することで、
モバイルオーダーペイのサービスを利用することができます。


店舗の注文で可能なメニューのカスタマイズももちろんでき、
ドライブスルーでも使用できることなどから
すでにこのアプリの会員数は600万人を超えており、
今後もさらに普及していくことが予想されます。


ちなみに、２杯目のコーヒーがやすくなるワンモアコーヒーに関しても、
リワードのアプリを通して利用できますので、
店舗を使用される方にもお勧めできるアプリです。


ただし、自分のタンブラーに入れてもらうサービスは使えませんので、
その点はご注意ください。

マクドナルドもモバイルオーダーペイ導入

マクドナルともモバイルオーダペイを2019年から導入しており、
LINE PayやApple Payを通して、注文と決済ができるようになっています。


また2020年の10月からPayPayでのモバイルオーダーペイを導入し、
購入金額に対して10％が還元されるキャンペーンなどを行い、
話題となっています。

今後の日本のモバイルオーダーペイについて

まだ日本ではモバイルオーダーペイを導入している
飲食店は少ないのですが、
コロナの影響が長引く現状を見ると、どんどん導入が加速されるでしょう。


まずは、スタバやマクドのようなチェーン店がこのサービスを
導入・普及させ、その後チェーン店以外にも導入されるという流れになると思います。


そうなった時に、オンライン決済サービスを行うプラットフォームと
飲食店がどのような関係でサービスを行なっていくのか、
その上でどのようなサービスを顧客に提供できるのかが、
今後の飲食業界で重要なポイントとなってくるでしょう。

まとめ：モバイルオーダーペイ（MOP）とは？

いかがだったでしょうか？
最後に簡単にまとめておきたいと思います。

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。