CPUのスペックは何で決まるの?【文系でもわかる5大要素】

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こんにちは、みるまの(@_mirumano_)です。
文系出身者がIT人材になるための知識を紹介しています。


コンピュータに必要不可欠なCPU。
CPUにはスペックを決める5大要素があります。


この記事では、文系出身の方にもわかりやすく
CPUの5大要素について解説していきたいと思います。

この記事の内容

◆そもそもCPUってなんなの?
◆CPUのスペックを決める5大要素
 ①コア数
 ②スレッド数
 ③クロック数
 ④キャッシュメモリ
 ⑤バススピード

そもそもCPUとは?


まずは、CPUとはそもそもなんなのか?
という部分を解説しておきたいと思います。


CPUとはCentral Processing Unitの略で、
日本語に直すと、中央演算処理器となります。

CPUは制御装置&演算装置


名前の通り、コンピュータに置いて核となる働きをする機械で
コンピュータの5大装置としては制御装置と演算装置の二つの装置を
網羅しています。


コンピュータを動かす上での制御を行う部分と、
問題を処理する演算の部分を担っているということからイメージがつくと思いますが、
CPUがなければ、コンピュータはコンピュータとして成立しません。

CPUのスペックを決める5大要素


コンピュータで必要不可欠な役割を持っているCPUですが、
このCPUにはスペックを決める次の5大要素があります。

①コア数
②スレッド数
③クロック数
④キャッシュメモリ
⑤バススピード

これらの5つのスペックは用途によっても、
重要性が高かったり、そうでなかったりするのですが、
基本的にどのスペックも高ければ高いほど、
CPUとしては高性能になります。


それでは、この5つの要素について細かく見ていきたいと思います。

CPUのスペックを決める要素①コア


CPUのスペックを決める一つ目の要素がコアです。


CPUの機能を説明する際に、料理の例えばよく使われるのですが、
ここでもこの例えを利用して解説していきたいと思います。


CPUのコアは「料理人」に例えられます。


ここでCPUがしなければならない問題処理を「料理」とします。


コアは料理人ですので、実際に問題の調理を行い完成させる役目を持っています。
そのため、コアはCPUの中でも最も重要な役割を担っているといってよいでしょう。


ではコアのスペックはどうやって語られるのか?
それはコアの「数」です。


料理人が多ければ、作れる料理が多いというのはイメージがつくと思います。
CPUの中にはコアが一人の場合もあれば、二人、四人いる場合もあり、
多ければ多いほど、処理できる問題が多くなります。

CPUのスペックを決める要素②スレッド数


CPUのスペックを決める要素の二つ目はスレッド数です。


スレッドというのは、料理に例えると「コンロ」になります。


先ほどコアが料理人と説明しましたが、
コアはコンロを使って問題を処理し料理を完成させます。


もし料理人(コア)が一人に対して、コンロが一つしかないのと、
二つあるのでは、作れる料理の数が違ってきます。


コアが処理するための場所になるのが、スレッドです。
ただしスレッドは多ければ多いほどいいというものでもなく、
料理人一人に対して、コンロが50あっても、同時に50品作れる訳ではなく、
基本的にはコアに対して、スレッド数2というのが、
最もCUPがスペックを発揮できるスレッド数になります。

CPUのスペックを決める要素③クロック数


CPUnoスペックを決める要素の3つ目はクロック数です。


クロック数は、料理人を動かしてくれる号令のことです。
現在のCPUに内蔵されているコアはめちゃくちゃ早く動いているのですが、
実は号令に従ってしか動くことができません。


この号令は0と1の繰り返しで、その号令に合わせてしか、
コアは号令を取ることができません。


0と1の号令の間隔が長ければ、コア(料理人)の問題処理スピードは遅くなり、
逆に短ければ、問題処理スピードは早くなります。


この0と1の繰り返しをどれだけ早く行なっているかを表すのが、クロック数です。

CPUのスペックを決める要素④キャッシュメモリ


CPUのスペックを決める4つ目の要素がキャッシュメモリです。
キャッシュメモリというのは、CPUの記憶能力です。


本来であれば、
料理人(コア)は料理を作る際にメモリという作業台の上で、
レシピを広げて、料理を作ります。


しかし、最近のコアは料理を作る際の手の動きが早すぎて、
レシピを確認する時間がなくなってきました。


そこで、活躍するのがキャッシュメモリ(メモリとは別物)です。
CPU内部にレシピが記憶されていれば、
コアは机の上を見なくても記憶を頼りに料理を作ることができます。


キャッシュメモリの容量が大きければ大きいほど、
書き込んだり読み込んだりするスペックが高ければ高いほど、
頭の中で、たくさんのレシピを保存できますし、
頭の中でレシピを変更したりすることもできます。

CPUのスペックを決める要素⑤バススピード


バススピードというのは、
飲食店のホールの動くスピードです。


コアが料理を完成させた後も、
それを保存したり、必要な場所に提供するには、
CPUの外に料理を運ばなければなりません。


この料理の移動作業を行う速度を示したのが、バススピードです。


例えば、バススピードが早ければ、処理した問題をすぐに反映できたり、
問題に必要なデータをすぐに持ってきたりすることができます。

まとめ:CPUのスペックを決める5大要素


いかがだったでしょうか?
最後に簡単にまとめておきたいと思います。

◆そもそもCPUとは?
 →コンピュータの中で核となる働きを持っている。
  CPUなしでは、コンピュータは機能しない
◆CPUのスペックを決める5大要素
 ①コア数→料理人の人数
 ②スレッド数→コンロの数
 ③クロック数→コアを動かす号令のスピード
 ④キャッシュメモリ→記憶力
 ⑤バススピード→ホールの速度

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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