CPUのスレッドとは?わかりやすく解説【初心者向け】

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こんにちは、みるまの(@_mirumano_)です。
文系出身者がIT人材になるための知識を紹介しています。


CPUのスペックを語る上で欠かせない要素の一つが、「スレッド」です。


この記事では、初心者でもわかるように、
CPUのスレッドについてわかりやすく紹介していきたいと思います。

そもそもCPUとは?


CPUとはCentral Processing Unitの略で、
日本語にすると中央演算処理装置になります。


CPUは文字通り、コンピュータの核となる働きを行なっており、
関連デバイスの制御から、アプリケーションの実行まで、
ありとあらゆる場面でで問題処理を行なっています。


よく、コンピュータの「脳」の働きをしていると言われますが、
実際にその通りで、CPUのないコンピュータは機能しません。

CPUのスペックを示す要素


CPUのスペックは一つの要素で表せる訳ではなく、
以下のように様々な要素が絡みっていますので、
用途に基づいて使用する必要があります。

・コア
・スレッド
・クロック
・キャッシュ
・バススピード

今回紹介するスレッドも、
CPUのスペックを語る上での一つの要素と考えればイメージしやすくなると思います。

CPUのスレッドとは?


CPUにおけるスレッドは、少し難しい言葉になりますが、
「同時に作業できる作業単位」のことを表しています。


イメージがつきにくいと思いますので、
CPUのスペックを表す際に、
よく使われるのが「料理」に例える方法を使って解説していきたいと思います。

CPUのスレッドはコンロの役割


スレッドは料理に例えると「コンロ」になります。
よくスレッド数という言葉も使われるのが、
これは「コンロ」の数と思っていただければいいです。


CPUの中には、
命令を実行して問題処理を行うことを専門としているコアがあります。


このコアが料理で例えると料理人です。
料理人が料理を完成させるには、コンロが必要になります。
このコンロの働きをしているのが、スレッドです。

CPUのスレッドは多いほうがいいの?

CPU スレッド数


CPUのなかに一人の料理人(コア)がいた場合、
一つのコンロ(スレッド)よりも、
二つのコンロ(スレッド)を使用したほうが、
多くの料理ができることはイメージがしやすいかと思います。


そのため、基本的にはスレッドの数は多いほうがいいです。


しかし一人の料理人(コア)に対してコンロ(スレッド)が
100個あっても、できる料理の数には限界があるのもイメージがつくと思います。


そのため、スレッドは多ければ多いほどいいというものでもなく、
CPUのスペックを決める他の要素との関係性の中で、
ベストなスレッド数が決まってくるのです。

CPUのスレッド数の目安


CPUのスレッド数の目安を知るために、
CPUメーカーとして最も有名であろうIntelのCPUを例に出します。


IntelのCPUとして主要なのが、「Core i」というシリーズです。
このシリーズは現在(2021年1月)、10世代目まできており、
ハイエンド、ミドルレンジ、ローエンドの4種類があります。

CPUのスレッド数の違い


①Core i9(ハイエンド最上級)
 コア数:10
 スレッド数:20
②Core i7(ハイエンド)
 コア数:8
 スレッド数:16
③Core i5(ミドルレンジ)
 コア数:6
 スレッド数:12
Core i3(ローエンド)
 コア数:4
 スレッド数:8

これを見てもらうとわかりますが、
コア数に対して2倍のスレッド数を設けるのが、Intelの主流のようです。


また、Intelと双角をなすAMDという企業のRyzenというCPUも
基本的には1コアに対して2スレッドが設けられています。

まとめ:CPUのスレッド

いかがだったでしょうか?
最後に簡単にまとめておきたいと思います。

◆そもそもCPUとは?
 →中央演算処理装置。コンピュータにおけるあらゆる問題処理を行う。
◆CPUのスレッドとは?
 →同時に作業できる作業単位
 →料理に例えるとコンロ
◆CPUのスレッド数
 →コア数につき2スレッドが現在の主流

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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