IPビジネスとは?わかりやすく解説

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こんにちは、みるまの(@_mirumano_)です。
文系出身者がIT人材になるための知識を紹介しています。


IPとはintellectual propertyの略で
日本語に訳すと、「知的財産」になります。


このIPを利用したビジネスをIPビジネスというのですが、
今回はIPビジネスと言うビジネスモデルについて、
わかりやすく解説していきたいと思います。

この記事の内容

◆そもそもIPってなんなの?
◆IPビジネスとは?どうやって利益が出るの?
◆日本のIPビジネス市場は今どうなっているの?
◆IPビジネスの具体的事例について

IPとは?


IP(intellectual property)はざっくりいうと
「人間が創造によって生み出したもの」になります。


デザインや、キャラクター、発明、著作物など
人間が創り出したものは全てIPになります。


IPという言葉はかなり網羅している範囲が広いのですが、
IPの中には創造主が利益を得るための権利として保護されるものもあり、
そういった権利のことを知的財産権と言います。

IPビジネスとは?


IPビジネスはIPを利用したビジネスです。


例えば、アイデアやモノの発明に対しては、
知的財産権の一つである特許を取得することができ、
創造されたものが、他の人に侵害されないような法律があります。


要は特許を取ることで自分が創り出したものが、
パクられないようにできるということです。

IPビジネスモデル


特許を取得した人は、自分自身の発明を利用した製品を得ることで
利益を得ることもできるのですが、
この特許権そのものを売ったり貸したりすることもできます。


このようにIPの販売・貸与によってビジネスを行うのが、
IPビジネスになります。


ちなみにここでは特許を例に出しましたが、
IPは特許だけでなく、著作権や商標権など様々な種類があり、
その権利によって、ビジネスに置ける条件も変わってきます。

日本のIPビジネス市場はどうなっている?


現在の日本のIPビジネスで最も盛り上がっている市場は
キャラクターによるIPビジネスです。


日本のアニメや漫画、ゲームのキャラクターは、
世界に誇れる財産であり、今後はキャラクターと企業がコラボして、
様々なサービス・商品が生み出されることが予想されます。


例えばポケモンのキャラクターがマクドナルドのハッピーセットで
使用されるのもIPビシネスになりますし、
最近でいうと鬼滅の刃のとスーツのはるやまがコラボして、
キャラクターのモチーフになっている模様のネクタイを販売などがあります。


こうしてみるとキャラクタービジネスとしてのIPビジネスに関しては
今後も市場としてどんどん大きくなることが予想できると思います。

IPビジネスの事例


IPビジネスはキャラクターだけでなく、
あらゆる業界に浸透しており、ここからは具体的な事例に
そってみていきたいと思います。

半導体業界のIPビジネス事例


半導体業界でIPビジネスを行なっているのが、ARMという企業です。


半導体メーカーとして最も知名度が高いのは、
おそらくインテルだと思います。


インテルは、CPUなどの半導体を設計から開発、生産までの全ての工程を
インテル内部で行う垂直同号を行なっています。


これに対して設計のみを行い、その知的財産権をもとに
IPビジネスを行なっているのがARMです。


半導体の設計というのは、かなりレベルの高い開発力が必要となっており、
相当な企業力がないと、パイを取り合うレベルにいけないというのが、
今の半導体市場の現状です。


その中でもARMの技術力は他の企業を凌ぐものがあるため
IPビジネスでの売上を確率することが可能となっています。

医療業界のIPビジネス事例


Medtoronicという医療機器の最大手はコロナ対策の一環として
IPビジネスを行なっています。


コロナの影響により、医療機関が逼迫する中で、
人工呼吸器も足りていないというのが現状です。


Medtoronicは自社の人工呼吸器の製造工程データを
無償で提供し、他メーカーなどが生産することを許可しています。


しかし、無償期限については2024年10月までとされており、
それ以降に開発が必要な際にはライセンスがが必要となります。


つまり、コロナ対策の一環として無償でのIP公開を行い、
その期間以降はライセンスにより収益を得るという、
IPビジネスモデルが構築されていることになります。

まとめ:IPビジネスとは?


いかがだったでしょうか?
最後に簡単にまとめておきたいとおもいます。

◆IPとは?
 →intellectual property・知的財産
◆IPビジネスとは
 →IPを利用したビジネス。IPを販売・貸与することにより収益を得るビジネス
◆日本のIPビジネス市場
 →キャラクタービジネス市場が大きく、今後も伸びていく。
◆IPビジネスの具体的事例
 ・半導体業界のARM→設計のみを行い、ライセンスにより収益化。
 ・医療業界のMedtoronic→コロナ対策として人工呼吸器の設計を
             期間限定での無償公開

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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