こんにちは、みるまの（@_mirumano_）です。
文系出身者がIT人材になるための知識を紹介しています。
CPUのスペックを語る上で、
知っておきたいのが「クロック数」という単語です。
この記事では、この「クロック数」というものが
何を表しているのか、そしてどんな働きを持っているのかについて、
初心者でも理解できるよう、わかりやすく解説していきたいと思います。
CPUのクロック数とは？
結論からいうと、CPUのクロック数というのは、
「CPUのコアの命令実行可能数」です。
CPUはコンピュータの核となるような働きを持っており、
様々な問題処理を行なっています。
そして、CPUは問題処理を行う際に、
クロック信号というものを頼りにしています。
クロック信号はこんな感じです。
上の図のようにクロック信号は、0と1の羅列でできており、
010101010と続いていきます。
CPUはこの0と1の信号をが刻まれるタイミング問題処理行うことができます。
CPUのクロック数は高い方が問題処理能力が早い
CPUのクロック数の単位はHzであり、
クロック数が３Hzな場合
CPUは１秒間に0と１を3回往復していることになります。
つまり１秒間の間に010101というクロック信号が発生するのですが、
これはCPUが３回命令を実行できることを表しています。
クロック数が５HzのCPUは１秒間に０と１の信号が５往復。
つまり0101010101という信号が発生し、
CPUは５回命令を実行できるということになります。
１秒間に実行できる命令が多いということは、
そのCPUが処理できる問題が多いということになりますので、
クロック数が高ければ高いほど、CPUの問題処理速度が早いということになります。
CPUのクロック数の目安
CPUの２大メーカーといえばIntelとAMDになると思うのですが、
intelであれば「core i」シリーズ、
AMDであれば「Ryzen」という主流シリーズがあり、
それぞれの世代によって、クロック数の目安やスペックは違います。
Core iのクロック数
Core iに関していうと現状（2021年1月）10世代目が最新となっております。
10世代目の中でもレンジが別れており、
ミドル世代を例に出すと、Corei 5というものがあります。
このCorei 5のクロック数は4.3~4.8GHzです。
幅があるのは、Corei 5の中でも様々なラインナップがあるためです。
1ギガヘルツ＝1,000,000,000ヘルツですので、
１秒間に40億回もの命令を出せるのがCorei ５のCPUになります。
Ryzenのクロック数
Ryzenの場合は4世代目が最新となっており、
その中のミドルレンジはRyzen 5になります。
こちらのクロック数は4.6GHzです。
IntelのCore iとほぼ同等になっていますね。
しかし、CPUのスペック＝クロック数ではないので、
そこは注意が必要です。コア数やスレッド数なども比較が必要です。
CPUのクロック数の最高を比較
前項でだいたいのイメージはついたと思いますが、
ハイエンド向けつまりより高級なCPUのクロック数はどうなっているのでしょうか？
先ほど紹介したCore iとRyzenのCPUを元に、
現在の最高のクロック数はどれくらいになっているのか紹介していきたいと思います。
※今回紹介するのはあくまで消費者向けのPCという観点です。
Core i 9のクロック数→5.2~5.3GHz
Ryzen 9のクロック数→4.8GHz
ハイエンド向けのCPUにはどちらも9というNo.がつけられており、
ただい５Ghz前後になっていることがわかります。
※ちなみに豆知識になるのですが、
CPUのシリーズに同じ数字がついているのは、
IntelとAMDがそれぞれ同じレンジに対して、あえて同じ数字をつけているためです。
こうすることによって、消費者がスペックの比較をしやすいようになっています
まとめ：CPUのクロック数とは？
いかがだったでしょうか？
最後に簡単にまとめておきたいと思います。
◆CPUのクロック数とは？
→コアの命令実行可能数
→クロック数が多いほどCPUが処理できる問題が多い
◆CPUのクロック数の目安
→Corei 5のクロック数は4.3~4.8GHz
→Ryzen 5のクロック数は4.6GHz
◆CPUのクロック数の最高
→Core i 9のクロック数→5.2~5.3GHz
Ryzen 9のクロック数→4.8GHz
以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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