シンクライアントの方式についてわかりやすく解説

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こんにちは、みるまの(@_mirumano_)です。


在宅勤務が普及するとともに、急激に知名度が上がっているのが、
「シンクライアント」と言う言葉です。


シンクライアントについては知っている方も多いと思いますが、
シンクライアントには、4つの方式があることは
知っていただでしょうか?


この記事ではシンクライアントのそれぞれの方式について、
わかりやすく解説していきたいと思います。

この記事の内容

◆そもそもシンクライアントとは?
◆シンクライアントの4方式について
◆シンクライアントの4方式のメリットデメリット

<シンクライアント4方式>
 ①ネットワークブート型
 ②画面転送型
  1サーバーベース型
  2ブレードPC型
  3VDI型

そもそもシンクライアントとは?

シンクライアントの仕組み


シンクライアントとは、
クライアント端末では限られた処理しか行わず、
データの管理や、アプリの実行などほどんどの処理を
サーバー側で行う仕組みのことを言います。


普通のPCであれば、端末上にデータを保存したり、
アプリケーションを実行したりします。
(こういった一般的なPCをファットクライアントと言います)



しかしシンクライアントでは、こういったデータの保管や、
アプリケーションの実行を端末上ではなく、
端末とは別のところ、サーバー側で行うことが可能になるのです。


少しイメージがつきにくいかもしれませんが、
シンクライアントのそれぞれの方式を理解できれば、
シンクライアントそのものについても理解できるはずです。

シンクライアントの方式は4種類!!


シンクライアントの方式は大きく分けて2つ、
細かく分けると4つになります。


①ネットワークブート型
②画面転送型
 1サーバーベース型
 2ブレードPC型
 3VDI型

シンクライアント方式①ネットワークブート型


ネットブート型は、
クライアント端末(実際に使用する端末のこと)を起動するときに、
ネットワークを使用してOSそのものを転送、
データの更新なども全てネットワーク経由で行う方式です。


つまりPCを起動するまでは、空っぽの箱だけれど
起動する際にソフトをPCに持ち運んでくるイメージです。
そしてアプリの実行やデータの保管をする際には、
ネットワーク経由で行うことになります。

ネットワークブート型のメリット・デメリット


ネットワークブート型のメリットは、
端末を起動した際にOSを転送するため、
ファットクライアントと同様の感覚で端末を利用することができます。



しかし一方で、全てをネットワークを経由して行うことになるので、
ネットワークの処理に時間がかかったり、安定性が必要になってくるといった
デメリットが発生します。

シンクライアント方式②画面転送型


画面転送型は、文字通りサーバーの画面を端末に写す方式です。


つまり、つまり端末上で操作を行うのですが、
実際のアプリケーションの実行やデータの保存などについては、
サーバー上で行うことになります。

画面転送型のメリット


画面転送型はネットワークブースト型と違い、
端末とサーバー上でのネット経由のやりとりがないので、
その部分の負担が減るといるメリットがあります。

シンクライアント方式②-1 サーバーベース型


画面転送型方式の一つ目である、
サーバーベース型は1台のサーバーに対して、
複数のクライアント端末でデスクトップ環境を共有する方式です。


端末が複数あっても、
全て同じ環境を使用するためサーバーのスペックはそれほど必要とされません。



一方で、ユーザーごとにデスクトップ環境を変えることができないというのは、
利便性が下がる要因にもなりますし、
アクセスが集中すると、動作不良を起こしやすいといデメリットもあります。

シンクライアント方式②-2ブレードPC型


ブレードPC型は、サーバーベース型とは違い、
サーバー上にユーザーごとにブレードPC(小型PC)を構築するシステムです。


ブレードPCがユーザーごとに構築されているため、
デスクトップの環境はユーザーごとにカスタマイズできますし、
動作不良のリスクも下がります。



一方で、サーバーベース方式とは違い、
ブレードPCも必要になってくるため、コスト面でのデメリットが発生します。

シンクライアント方式②-3 VDI型

VDI型


VDIというのはVirtual Desktop Infrastructureであり、
デスクトップ仮想化型と訳すことができます。


このシンクライアントは、ブレードPCに変わって、
ユーザーごとの仮装マシンを構築する方式になります。


ブレード型同様デスクトップの環境は各々構築できますし、
仮想マシンはブレードPCよりもコスト面で優しいというメリットがあります。


一方で、仮想マシンに対するサーバーのサイジング(スペックの見積もり)
が難しく、サーバーのスペック不足により、
レスポンスが遅くなるデメリットなどがあります。

まとめ:シンクライアントの方式


いかがだったでしょうか?
最後に簡単にまとめておきたいと思います。

そもそもシンクライアントとは?
→クライアント端末では限られた処理しか行わず、データの管理や、
 アプリの実行などほどんどの処理をサーバー側で行う
 仕組みのことを言います。

シンクライアントの方式
①ネットワークブート型
 →起動時にOSをクライアント端末転送する方式
②-1 画面転送型/サーバーベース型
 →複数の端末で同じデスクトップ環境を共有する方式
②-2画面転送型/ブレードPC型
 →端末に合わせて、ブレードPCを構築する方式
②-2画面転送型/ブレードPC型
 →端末に合わせて、仮想マシンを構築する方式

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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