SRAMとDRAMとは?【特徴から違いまでわかりやすく解説】

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こんにちは、みるまの(@_mirumano_)です。
文系出身者がIT人材になるための知識を紹介しています。


この記事では、SRAMとDRAMについては文系の方でも
わかるように解説していきたいと思います。


文系でもIT人材として活躍したいなら必見です!!

この記事の内容

◆そもそもRAMとは?
◆DRAMとは?DRAMの特徴
◆SRAMとは?SRAMの特徴
◆SRAMとDRAMの違い
 ①処理速度はどう?
 ②消費電力はどう?
 ③容量はどう?
 ④価格はどう?

そもそもRAMとは?


SRAMもDRAMもRAMの1種なのですが、
RAMはRandom Access Memoryの略で、
名前の通りRAMもメモリの1種になります。


メモリはコンピュータの5大装置でいうと記憶装置の役割を果たしている部分です。


メモリはCPUの作業台というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、
単純にCPUに場所を提供するだけじゃなくて、
記憶装置としての一面も持っています。



そして、その中でも読み込みと書き込みの二つができる
メモリのことをRAMと言います。


ちなみに読み込みはできるけど書き込みができない
メモリのことをROMと言います。

DRAMとは?


DRAMとは、Dynamic Random Access Memoryの略で、
RAMの中でも、揮発性メモリの一つなのですが、


電気を流していなければ、
記憶したデータが薄れていってしまうメモリです。


DRAMはコンデンサという電気を貯めることができる
電子部品を利用して、記憶を行なっているのですが、
コンデンサは電気を流しておかなければ、
徐々に貯めていた電気は逃げていってしまします。

DRAMにはリフレッシュが必要


この貯めていた電気がなくなるとDRAMは記憶は薄れてしまうため、
定期的に電気を流すことで、同じデータを書き込む必要があります。


ちなみに一定時間を置いて電気を補充することを
リフレッシュと呼ぶのですが、このリフレッシュの感覚は、
DRAMのスペックによって変わります。


DRAMのように、
読み込んだ内容をずっと覚えておくことができないメモリは
揮発性メモリと呼ばれます。

SRAMとは


SRAMとはStatic Random Access Memoryの略で
dynamic(ダイナミック)とは対照的な
static(静的な)なRAMになります。


SRAMも記憶した内容をずっと保存しておくことができない
揮発性のメモリであるということに違いはありません。


DRAMと違うのは、DRAMよりも保管したデータを
忘れにくいということです。


DRAMはコイルに貯めていた電気がなくなれば、
データも薄れていってしまいます。


一方で、SRAMは記憶素子としてフリップフロップ回路を利用しているため
リフレッシュ(定期的な電気的アクセス)の必要がなく、
完全に電気がなくなると、データを忘れてしまうのですが、
電気が流れている間は、データを覚えておくことができます。

DRAMとSRAMの違い


DRAMとSRAMの大きな違いは、
定期的に電気を流さなければ、データが薄れてしまうのか、
そうでないのか、という点です。


データが薄れてしまうのが、DRAM
薄れないのが、SRAMです。


では、他には違いはないのかというところで、
細かい違いを紹介していきたいと思います。

DRAMとSRAMの違い①消費電力


これは簡単に予想がつくと思うのですが、
リフレッシュが必要になるDRAMは消費電力が大きく
リフレッシュの必要がないSRAMというのは消費電力が小さくなります。

DRAMとSRAMの違い②速度


二つ目の違いは速度です。
DRAMもSRAMにも様々な種類があるため、
一概は言えないのですが、基本的にDRAMよりもSRAMの方が
読み込み速度、書き込み速度が早いという特徴があります。


これはDRAMがコイルの電流を貯めるという構造なのに対して、
SRAMはメモリ・セルにフリップフロップ形式を利用しているため、
メモリの各ビットが保持され、トランジスタが更新する手間が省けます。


そのため、SRAMは高速でのデータ書き込み・読み込みが可能になるのです。

DRAMとSRAMの違い③容量


容量で考えるとDRAMに軍配が上がります。


SRAMのメモリセルはフリップフロップ形式を使用するため大きくなってしまいます。
これにより配線が大きくなるため、
容量を増やすという点ではDRAMに劣ります。

DRAMとSRAMの違い④価格


DRAMとSRAMの最後の違いは価格です。


これも容量に加えてDRAMに軍配が上がります。
単純にSRAMの方がDRAMよりも複雑な回路を持っているためです。


スピードと消費電力を重視するのであれば、SRAM
容量と価格を重視するのであればDRAMというような棲み分けになっているわけです。

SRAMとSRAMとフラッシュメモリの違い


最後に多くの方が惑わされるフラッシュメモリについてですが、
メモリという名前がついているものの、これはRAMではありません。


ここでは簡単にしか紹介しないのですが、
フラッシュメモリはROMの一種です。
SRAMやDRAMと混同しないようにしましょう。

まとめ:SRAMとDRAMについて


いかがだったでしょうか?
最後に簡単にまとめておきたいと思います。

◆RAMとは?
 →メモリのこと。
 →CPUの作業台の役割を果たすが記憶装置としての役割も果たす
◆DRAMとは?
 →リフレッシュしなければデータが消えるRAM
◆SRAMとは?
 →リフレッシュしなくてもデータが消えないRAM
◆SRAMとDRAMの違い
 ①処理速度→SRAMの方が速い
 ②消費電力→SRAMの方が小さい
 ③容量→DRAMの方が大きくできる
 ④価格→DRAMの方が安い

以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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