こんにちは、みるまの(@_mirumano_)です。
ちょっと前から流行っている「クラウドファンディング」という言葉。
「お金を投資してもらってビジネスするんだよね・・・」
というイメージをお持ちの方が多いと思います。
でも実際にどういう投資した側がどういった形で利益を得ているのか?
どういった仕組みでクラウドファンディングが成り立っているのか、
などなど、詳しく知っている方は意外とすくないのではないでしょうか?
この記事では、そんなわかりそうでわからない疑問を解決していきたいと思います。
◆この記事の内容
①そもそもクラウドファンでディングとは?
②クラウドファンディングの種類とその仕組み
③クラウドファンディングの決済の仕組み
そもそもクラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは
「インターネットを通じて不特定多数の人から資金調達すること」です。
一般的な資金調達というと銀行や政府からの融資だったり、
借金などが思い浮かぶかもしれません。
お金を集めるという点においてはクラウドファンディングも同じなのですが、
クラウドファンディングの最も大きな特徴は、
インターネットを通じて、クラウドファンディング事業者が仲介を行った上で、
資金調達を行うということです。
なぜクラウドファンディングの仕組みはあまり理解されていないのか?
ここまでのクラウドファンディングの解説だけ聞くと、
すごく簡単な仕組みでできているように感じたと思います。
しかし、まだなんとなくはっきりしない部分が多いのではないでしょうか?
その理由はクラウドファンディングそのものに様々な種類があるからです。
インターネットを通じてクラウドファンディング業者を介した
資金調達を行うという点においては、全て共通するのですが、
リターンの仕組みについては、様々な方法があります。
クラウドファンディングの仕組みは5種類
クラウドファンディングの仕組みを知る上で、
理解しておきたいのは、以下の5種類です。
- 購入型
- 寄付型
- 融資型
- ファンド型
- 株式投資型
購入型クラウドファンディングの仕組み
購入型クラウドファンディングは、支援者が支援した金額に応じて、
リターンをもらえるような仕組みのクラウドファンディングです。
例えば、アーティストに対する支援を行った場合、
そのアーティストのサイン付きグッズや、
ライブのチケットなどを支援者は受け取ることができます。
購入型クラウドファンディングのメリットは
支援者はプレミア度の高いモノに対するリターンを求めて、支援できることです。
発案者(支援される側)も自分自身でリターンを決められるということで、
購入型がクラウドファンディングの多くの割合を占めています。
寄付型クラウドファンディングの仕組み
つづてい紹介するのが寄付型クラウドファンディングの仕組みです。
これは名前の通り完全に寄付です。
支援者はお金を支援することができますが、
リターンを受け取ることはできません。
この仕組みは起業家にとってかなり都合のいいクラウドファンディングですので、
お金を集める難易度も高まります。
そのため基本的に寄付型クラウドファンディングで集められるお金というのは、
災害支援などに使われることが多いです。
ちなみにリターンは基本的にはないのですが、
お礼のレターなどをリターンすることはあります。
融資型クラウドファンディングの仕組み
融資型クラウドファンディングは、
企業に対して融資するタイプのクラウドファンディングです。
複数の支援者から資金を集めて、
借りて企業に対してクラウドファンディングを行う仕組みです。
このクラウドファンディングの仕組みは、
支援者が毎月金利を受け取ることができることです。
融資型のクラウドファンディングは株式投資などとは違い、
金利が決められているため確度の高い資産運用をできることになります。
一方確度が高い分、もちろん企業が破産する可能性もあり、
元本割れ、もしくは元本が全く返ってこないというリスクもあります。
ファンド型クラウドファンデイングの仕組み
ファンド型クラウドファンディングは企業に対して、支援するのではなく、
ビジネスにおける事業・プロジェクトに対して支援を行います。
もし事業が成功すれば、
その成功レベルに応じてリターンが得られるようになっているため、
支援者は企業分析よりも、事業分析を重視しなければなりません。
株式型クラウドファンディングの仕組み
株式型クラウドファンディングは名前の通り、
株式をリターンとして扱うクラウドファンディングです。
このリターンというのは株式がの中でも未上場企業の株式になります。
未上場企業の株式というのは、
上場企業に比べるとリスクの高いものになりますので、
クラウドファンディングを使って少額で支援することができるといった、
メリットがあります。
クラウドファンディングの決済の仕組み
クラウドファンディングには支援者と発案者あ(支援される側)がおり、
支援者が支援をすることで、成立するのですが、
この成立の条件にも二つの仕組みがあります。
①All or Nothing型
例えば、あなたがクラウドファンディングを使って、
100万円の資金調達をしたいと計画したとします。
その際、あなたは100万円が必要な理由や、
支援者に対するメリットをPRします。
しかし、支援者が少なく50万円しか集まりませんでした。
この時、100万円に達しなかったため、全く資金を調達できなくなるのが、
All or Nothing型です。
集まった資金は、支援者に返却されます。
All in 型
All in型は100万円の資金調達計画に対して、
50万円しか集まらなくても、50万円をもらえる決済の仕組みです。
クラウドファンディング決済の仕組みは発案者が選ぶ
このクラウドファンディングの
二つの決済の仕組み(All or Nothing型とAll in型)は
発案者が選択することができます。
例えば、100万円以上なければ、
プロジェクトが成り立たないというのであれば、
All or Nothingを選択したほうがいいですし、
満額にならなくてもそれなりに進められるプロジェクトであれば、
All in型を選ぶのが良いでしょう。
まとめ:クラウドファンディングの仕組
いかがだったでしょうか?
最後に簡単にまとめておきたいと思います。
そもそもクラウドファンディングとは?
→インターネットを通じて不特定多数の人から資金調達すること
クラウドファンディングの仕組み5種類
①購入型→支援者にモノをリターンする
②寄付型→支援者には基本的にリターンなし
③融資型→支援者に金利をリターンする
④ファンド型→支援者にプロジェクトの成功レベルに応じたリターンを行う
⑤株式投資型→支援者に未上場企業の株式をリターンする
クラウドファンディングの決済の仕組み
①All or Nothing型
→必要設定金額を満たさなければ、一切調達することができない
②All in型
→必要設定金額を満たさなくても、集まった分だけ調達可能
以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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